「田んぼと畑の中でチョコレートをつくる?」
「市販のチョコレートの5倍の価格?」
「だれが、そんなもん買うんだが……」
母が生きていたら、こんな文句を言ったことでしょう。(笑)
それでも、本物の味の発信基地になることにためらいはありませんでした。
だって、すごい応援団に恵まれたから……
それは、お客様。
チョコレートづくりを教えてくれた竹林先生ご夫妻。
そして、家内制手工業レベルの我が有限会社椎名米菓の勇士たち。
そうです。「山王チョコレート工房」は、私たち有限会社椎名米菓の一事業です。
はじめまして。「山王チョコレート工房」の扉を開けた椎名浩子です。
茨城の小さな町で、1935年に創業した約90年続くお煎餅屋「椎名米菓」に嫁ぎ、夫の父とともに日々を紡いできました。
あっという間に過ぎた30年。そして新たな船出を決めた2023年。
椎名米菓。
山王珈琲焙煎所。
その隣り合わせの山王チョコレート工房。
その誕生の背景には、「なぜチョコレートなの?」という疑問が渦巻きますよね。
2023年夏。
竹林先生から、「丁寧にチョコレートをつくったら、日本一の味のチョコレートがつくれるよ!」とアドバイスされました。
「そんな簡単に日本一になれるの?」と尋ねると、
「厳選したカカオを使い、手で選別し、直火で焙煎し、丁寧にカカオの殻と中身を分けて、有機ココナツシュガーで甘みをつければ、日本一のチョコレートになるよ!」と教えてくれました。
要するに、丁寧にチョコレートを手づくりする会社が、国内にはあまり存在しないということでした。
翌月。私は竹林先生が手づくりしたチョコレートを食すチャンスをいただきました。
そのときの率直な感想です。
「なんだこれ! こんなチョコはじめて食べた!」
たちまち本物のチョコレートの魅力に取りつかれてしまいました。
そして、有限会社椎名米菓の一つの事業として、2023年11月1日に「山王チョコレート工房」を立ち上げたのです。
あなたにとって、チョコレートはどんな存在でしょう?
ふとした瞬間の小さな幸せ。
自分だけの特別な時間。
笑顔が溢れる繋がりの瞬間かもしれません。
1ピースのチョコレートが、日々の色を深め、心に静けさをもたらすかもしれません。
皆様は、ご自身への日々のご褒美、どうしていますか?
毎日、一瞬一瞬、頑張る人ほど、一人の時間が大切だと思います。
「今日も、よくやった!」
「完璧じゃないけれど、よくやった私!」
「自分をいたわるご褒美!」
「そうだ!チョコレート!」
チョコレートはただの甘い誘惑ではなく、気持ちを切り替え、心を解きほぐし、大切な人との絆を深める魔法です。
私たち山王チョコレート工房は、そんな魔法をお届けしたい。
カカオの奥深い魅力を1杯のコーヒーに込めるように、1枚のチョコレートに込めて、あなたのもとへお届けします。
2023年夏、運命のチョコレートとの出会いが、私たちの世界を変えました。
お客様に自然の味を届けたい。
古くは宝石以上に価値があった味わいを届けたい。
山王チョコレート工房は、そんな想いを胸に、日々の小さな幸せを紡ぎだす場所です。
お客様一人ひとりの物語に寄り添い、究極の1ピースを提供します。
日々の暮らしに寄り添い、心を豊かにする。
山王チョコレート工房は、「人生最後の日まで『笑顔』と『健康』で生きる人」を応援します。